出張広報くんです。
もう9月も終わり。めっきり秋の気配が漂ってきました。
秋は美味しい食材もたくさん出てくる時期ですし、歓送迎会などの宴会も望める飲食業界においてはとってもいい時期ですね!
さて、本日のテーマ。
「ん?どういう意味?PR?SP?」・・・って聞き慣れない人もいると思いますので、ご説明します。
PRとSPってそもそも何?その違いは?
まずPRとは何か。
パブリック・リレーションズ (Public Relations)の略です。
簡単に言うと・・・
商品や会社、お店の特徴を広く社会に知らしめるための活動のことです。
ではSPとは何か。
セールス・プロモーション(sales promotion)の略です。
すなわち「販売促進」、商品や会社、お店の売上げ増加のために行う宣伝活動のことです。
このことをまずは理解してもらい・・・
では次に、「PRとはどんなことをすることか?」「SPとはどんなことをすることか?」
について言うと・・・
PRは例えば、メディアに対するプレスリリースを配信して、自店のオープンや新商品、新サービスをアピールする広報活動などがあります。
あとは、オーナーが自ら、会社や店舗を背負って雑誌やTVに露出するというのもPRのひとつですね。
すなわちPR⇒商品や会社、お店の「ブランディングを構築する」活動ともいうことができます。
ではSPは。
これはずばり、ぐるなびやホットペッパー、食べログ、ビラまき、ポスティング、折り込み広告など、直接売り上げを上げるための活動です。
さて、そこで本題です。
今までは、例えば・・・・
・ホットペッパークーポンを出しておけばお客さんの予約がじゃんじゃん入った!
・ぐるなびにお金をかけておけば費用対効果が跳ね返ってきた!
・TVに出たら一躍有名店となり、お客さんが途切れずばんばん来た!
・・・なんていうようなところが少なからず、あったかと思います。
しかし、情報化社会になるにつれ、さまざまな情報が社会にあふれ、また、マーケットにおける店舗のオーバーストア化も相俟って、そう一筋縄ではいかなくなっているのが現状なのではないでしょうか。
今はずばり、お店のブランディングも大事。しっかり予約を取っていくことも大事!
とそんな風に思っています。
これのどちらに偏りすぎてもダメ、というのが現在です。
張りぼてのSP活動だけでは、予約は取れない時代なのです。
張りぼてのPR活動だけでは、お客さんは定着してくれない時代なのです。
(一時はよくても、化けの皮が剥がれたら終わり、ということです。)
例えば・・・
新規予約はたくさん入るお店ですが、リピーターがついていかなかったらどうなるでしょうか?
ホームページのアクセスは高くても、売上が今ひとつあがっていないとしたらどうでしょうか?
すでにブランディングができているお店も、しっかりとお客様に新しい情報や自店ならではの強み・特徴をしっかりと既存のお客様やまだ見ぬ新規のお客様に対して促進していくことをやめてはいけませんし、今予約がたくさん入っているお店でも既存のお客様や本日来ていただいた新規のお客様に対して、自店の魅力を最大限に理解をしてもらって、次回来店をしてもらう努力をすることを忘れてはならない、ということです。
・・・と、いったところで、今からできることとして、例えばぐるなびやホットペッパーやホームページ、Facebookのページで
・自店のこだわりをしっかりと明記する。
⇒食材、生産者、自社やお店の思いやミッションなど。
・スタッフ紹介を明記。
⇒「ぜひ会いに来てください!」などなど・・・ 責任感と愛着の訴求
・今日、明日、今週、今月の新しい情報を発信する。
⇒「いつ来ても喜んでいただけるはずです!」・・・というライブ感の演出。
・・・などしてみてはいかがでしょうか???
きっと、今のエンドユーザーはそんな実直な思いを受け取ってくれるはずです。
それが自店と他店との差別化へとつながり、ブランディングになり、地域に根ざした強い店作りをしてくれるのだと思います。
本日は多少精神論になってしまいましたが(汗)、現代飲食店販促・広報活動において、非常に大切な部分だと思っているので、書かせていただきました。
出張広報くん
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